厚いグリップの為に、威力がなくなった場合の対処法を教えて!  
  
  テニスを初めて数年になる学生ですが、
最近フォアハンドストロークのグリップが厚くなってしまい、
前はイースタンで打っていたのが今ではフルウェスタンになってしまいました。
当然スピンはとても良くかかるのですが、ボールにパワーがなくなってしまい、
ネットのミスが頻繁になって来ました。
前のような薄いグリップに戻したいのですがなかなか思うようにいきません。
無理にグリップを変えようとするのは良くないのでしょうか?
 
 
 
   
 
   

打球のパワー、方向、飛距離を決めるものは以下の3つの要素です。

1.スイングの方向(厚いグリップは上方向になり易い)
2.面の向き(厚いグリップは下向きになり易い)
3.スイングのスピード(大きさ、強さ)

これは以前にもこのコーナーで書きましたが、
厚いグリップは方向も面の向きもトップスピンに適しています。
より強いボールを打とうとして厚いグリップになったのなら良いのですが、
貴方の場合(心理的に)如何だったのでしょうか?
気掛かりなのは「ボールにパワーが無くなってネットミスが増えた」
ということです。

明らかに回転量が飛びを上回っていますね。
対処方法としては以下のパターンがありますので、試してください。

・厚いグリップのままプレーを続ける

スイング方向で上方向のパワーを少なくする。
つまり、やや前方へのパワーを強くするようにスイングします。
打点に対して極端に下から入るのではなく、やや下くらい、
又は平行に振るくらいのつもりで振ってみましょう。
そこから徐々にネットを越すように調整していきます。
但し、押し出すよりも、やはり振り切る気持ちでいてください。

・グリップを薄くイースタンにする

馴染んだグリップを変えるのは大変苦労します。
これを実行するなら当分はゲームで結果を求めないようにしましょう。
今は、治療中だから負けても良いんだ!と開き直っていないと辛い日々が・・・
イースタングリップでも打点を斜め下後方から斜め上前方にスイングすれば
自然な順回転が掛かるはずです。
イースタングリップにしてもリストは固めすぎずにフォロースルーにかけては
開放していくように心掛けましょう。

私も10年以上馴染んでいたグリップを変えた経験があるので、
貴方の苦労はよく分かります!頑張ろう!