ローボレーの時はヘッドを立てるんですか?
 
  
  私は今年からテニスを始めた高校1年生の女です。
(テニス歴は約半年)

この前、基本ボレーをやった時に先輩に
「ローボレーもヘッドを立てて」と言われました。
私は中学時代に卓球をやっていたのですが、
どうしてもローボレーはヘッドを寝かせて切る感じになってしまいます。
(同様にボレー・ボレーも同じです。)
ハイボレーは何も言われませんでした。

私はこの方がやりやすいのですが、ローボレーでヘッドを立てると
具体的にどのような利点があるのでしょうか?
また、不利な点もおしえて下さい。

 
 
 
   
 
   

ボレーを打つときには、薄い握りのコンチネンタルグリップを使うのが、
普通とされています。とくにローボレーはね。
薄い握りはボールを引き付けて打てるので、自然とヘッドが立つように
なります。

この「ボレーの時はヘッドを立てる」という表現が正しく理解されていない場合が
よくあります。
腕とラケットが作る角度はほとんど変わらなくても、肩を中心とした角度が
変わるとラケットが寝たように見えるからですね。

おそらく貴方の先輩も地面に対してのラケット角度を重視して、
そう言ったのでしょう。
腕とラケットの作る角度は手を一杯に高く上げた時には、ラケットが
地面と垂直になるくらいですが、ローボレーのように腕が肩より下がった位置に
ある場合には、ラケットは地面と平行なるはずです。
それで良いのですよ。

手首の角度が変わって(伸びたようになって)ヘッドが落ちてしまうのが、
好ましくないと覚えておきましょう。

因みにヘッドを立てて打つ利点は角度をつけ易いってことですね。
特に肩口あたりの高さは一番打ちやすいはずです。
でも、先輩も教えようとしての好意から発言したのだからってことを
忘れないでね。