グリップの名前はそれぞれ地域を意味していると言われています。 以下に順を追って説明します。 コンチネンタルグリップ イギリス流で最も歴史が古い握り方です。 フランスでも当初はこの握りだったといわれています。 別名はイングリッシュグリップとも言われています。 芝生のコートではバウンドも低く、理詰めのプレーがされていました。 すべてに対応するこのグリップが主流だったわけですね。 イースタンブリップ アメリカの東部で使われたグリップといわれています。 当初はヨーロッパから移住した人達がコンチネンタルグリップを 使っていたようです。 コートも芝生のコート中心でした。 コンチネンタルグリップだとすべてを同じグリップで打つため、 より合理的にパワーもコントロールも併せ持ったイースタングリップが 普及して行きました。開拓精神!って感じですね。 すべてにおいて、中道的でテニス愛好家には一番適した握りと言えますね。 ウェスタングリップ アメリカ西部地区、特にカリフォルニアにはハード(コンクリート)コートが 多く、バウンドが高くなり打ち下ろすような場面で有利なウェスタングリップが主流になっていったそうです。 日本では軟式ボールが軽く強く打つ必要からこのグリップが 軟式で広まりました。 俗に厚い握りと言われていますね。 パワープレー全盛の現代では最もポピュラーなグリップです。 現在はセミウェスタン等も主流となっていますね。 大切なのは自分のプレーにあった握りを選ぶ事ですね。 |